肺がんの治療には、がんの場所、がんの組織型、病期、今までの病気、現在かかっている病気、心臓、肺、腎臓や方法を選択します。放射線療法、抗がん剤による化学療法です。
手術方法としては、肺の患部を部分切除する場合、肺葉切除(右肺は上葉、中葉、下葉と分かれ、左肺は上葉、下葉と分かれていますが、そのひとつか2つを切除すること)する場合、肺をすべて切除する場合があり、リンパ節にがんがあるかどうかためにリンパ節切除(リンパ節郭清といいます)も行います。
胸水を認めないIIIB期、小細胞がんの場合は限局型が対象となります。通常は外から患部である肺やリンパ節に放射線を照射します。一般的に1日1回週5回照射し、治療期間が必要です。最近では、小細胞肺がんに対しては1日2回週10回照射する加速多分割照射が行われています。
静脈内または内服によって投与された抗がん剤は、血液の中に血流に乗って肺のみならず、肺の外に拡がったがん細胞にも効果が期待されます。すが、満足できるものではありません。
小細胞がんでは、場合が多くみられますが、非小細胞がんは抗がん剤が効きにくく、現状では抗がん剤のみでがんを治すことは不可能です。抗がん剤は、シスプラチン、カルボプラチン、ネダプラチン、マイトマイシンC、ビノレルビン、イリノテカン、パクリタキセル、ドセタキセル、ゲムシタビン、ティーエスワン、ゲフィチニブなどで、小細胞がんに対しては、シスプラチン、カルボプラチン、エトポシド、シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、イリノテカン、イフォマイド、アムルビシンなどが用いられます。
気管支鏡で見える範囲のがんにレーザー光線を照射して治療します。がん組織に取り込まれやすく光に反応しやすい化学薬品を投与後、ある種のレーザー光線を照射し早期肺がんを選択的に治療する方法もあります。がん細胞を特異的に殺す免疫担当細胞を点滴するなどの種々の免疫療法が試みられています。
現状では肺がんに免疫療法はありません。
2006年12月20日
2006年12月14日
肝がんと肝炎ウイルス感染
肝がんは、肺がんや子宮頸がんと並び、主要な発生要因が明らかになっているがんの1つです。重要なのは、肝炎ウイルスの持続感染です。
肝炎ウイルスには肝炎ウイルスが存在しています。肝がんの約75%は、B型肝炎ウイルス(HBV)およびC型肝炎ウイルス(HCV)の持続感染によるものです。
肝がんの予防としては、肝炎ウイルス感染予防と、肝炎ウイルスの持続感染者に対する肝がん発生予防が柱となります。
肝がんは、C型肝炎ウイルスが正常肝細胞に作用して突然変異を起こさせて発生するものと推定されています。
C型肝炎ウイルスに感染した人は、肝がんになりやすい「肝がんの高危険群」と言われています。
肝炎ウイルスに感染すると多くは「肝炎」という病気になります。
その症状としては、全身倦怠(けんたい)感、食欲不振、尿の濃染(尿の色が紅茶のように濃くなる)、さらには黄疸などがあります。肝炎ウイルスが身体に侵入しても、「肝炎」という人体と共存共栄し、「ヒトは何らの身体的被害を受けず、肝炎ウイルスもヒトの身体から駆逐されず体内にとどまる」という状況もあります。体内に肝炎ウイルスを持っていても健康な人のことを肝炎の「キャリア」といいます。肝炎ウイルスの感染経路としては次のようなものがあります。
妊娠・分娩による感染妊娠・分娩を介して「肝炎ウイルスを持った母親」
子供へという感染経路があり、これを垂直感染といいます。B型肝炎に同一家族・家系に何人もの肝炎ウイルス感染者が存在することがあり、これを肝炎の「家族集積」といいます。現在では、肝炎ウイルスは検出可能で、妊娠中の母親は血液検査で肝炎ウイルスの有無が調べられます。
注射による感染肝炎ウイルスを含んだ血液の輸血を受けると、輸血を受けた人の身体に肝炎ウイルスが侵入してしまいます。
輸血が必要な場合は、病気・けがなどで抵抗力が低下していることが肝炎が高率に発症します。製剤がありますが、血液中の赤血球・血小板だけでなく、上澄み部分(血漿)などの「ある成分」だけを注射しても、肝炎ウイルスに感染する可能性があります。現在では輸血による肝炎は激減しています。事実で、輸血による肝炎が完全にゼロになったわけではありません。
B型肝炎やC型肝炎の夫婦間感染率は低く、性行為では感染する危険性は低いことが報告されています。B型肝炎にはHBe抗原が陽性の場合は感染力が強いので、専門医に相談することをお勧めします。
入れ墨を入れた方や、麻薬常習者では肝炎ウイルス感染が高率に認められています。感染の問題は、現在では使い捨て注射針を用いていますので、心配ありません。肝炎ウイルスの感染ルートについて、わかっているものについて解説しました。
容易ではありません。未知の感染ルートがあるかもしれません。肝炎ウイルスに感染してしまったら、即、肝がんになり、生命が脅かされるわけではありませんが、「肝がんの高危険群」と考えて対処すべきです。
肝炎ウイルスに感染していることが判明するのは、身体に変調をきたし、医師を受診してウイルス性肝炎と診断される、現段階では、C型肝炎に対して期待されている治療は、インターフェロンによる治療です。
インターフェロン治療により発癌のリスクを軽減できたとの報告も幾つかあります。B型肝炎に関しては、内服の抗ウイルス薬であるラミブジンが発癌までの期間や肝硬変への進展を抑制したとの報告もあります。肝がんにかかっても手遅れにならないうちに早期発見・治療することが必要です。肝がんのリスク要因としては、大量飲酒と喫煙、さらに食事に混入するカビ毒のアフラトキシンが確実とされています。
タイ北東部などで高率に発生する胆管細胞がん(肝内胆管がん)については、淡水魚の生食習慣が感染源であるタイ肝吸虫(Opisthorchisiverrini)や、持続感染が発生要因として知られています。
肝炎ウイルスには肝炎ウイルスが存在しています。肝がんの約75%は、B型肝炎ウイルス(HBV)およびC型肝炎ウイルス(HCV)の持続感染によるものです。
肝がんの予防としては、肝炎ウイルス感染予防と、肝炎ウイルスの持続感染者に対する肝がん発生予防が柱となります。
肝がんは、C型肝炎ウイルスが正常肝細胞に作用して突然変異を起こさせて発生するものと推定されています。
C型肝炎ウイルスに感染した人は、肝がんになりやすい「肝がんの高危険群」と言われています。
肝炎ウイルスに感染すると多くは「肝炎」という病気になります。
その症状としては、全身倦怠(けんたい)感、食欲不振、尿の濃染(尿の色が紅茶のように濃くなる)、さらには黄疸などがあります。肝炎ウイルスが身体に侵入しても、「肝炎」という人体と共存共栄し、「ヒトは何らの身体的被害を受けず、肝炎ウイルスもヒトの身体から駆逐されず体内にとどまる」という状況もあります。体内に肝炎ウイルスを持っていても健康な人のことを肝炎の「キャリア」といいます。肝炎ウイルスの感染経路としては次のようなものがあります。
妊娠・分娩による感染妊娠・分娩を介して「肝炎ウイルスを持った母親」
子供へという感染経路があり、これを垂直感染といいます。B型肝炎に同一家族・家系に何人もの肝炎ウイルス感染者が存在することがあり、これを肝炎の「家族集積」といいます。現在では、肝炎ウイルスは検出可能で、妊娠中の母親は血液検査で肝炎ウイルスの有無が調べられます。
注射による感染肝炎ウイルスを含んだ血液の輸血を受けると、輸血を受けた人の身体に肝炎ウイルスが侵入してしまいます。
輸血が必要な場合は、病気・けがなどで抵抗力が低下していることが肝炎が高率に発症します。製剤がありますが、血液中の赤血球・血小板だけでなく、上澄み部分(血漿)などの「ある成分」だけを注射しても、肝炎ウイルスに感染する可能性があります。現在では輸血による肝炎は激減しています。事実で、輸血による肝炎が完全にゼロになったわけではありません。
B型肝炎やC型肝炎の夫婦間感染率は低く、性行為では感染する危険性は低いことが報告されています。B型肝炎にはHBe抗原が陽性の場合は感染力が強いので、専門医に相談することをお勧めします。
入れ墨を入れた方や、麻薬常習者では肝炎ウイルス感染が高率に認められています。感染の問題は、現在では使い捨て注射針を用いていますので、心配ありません。肝炎ウイルスの感染ルートについて、わかっているものについて解説しました。
容易ではありません。未知の感染ルートがあるかもしれません。肝炎ウイルスに感染してしまったら、即、肝がんになり、生命が脅かされるわけではありませんが、「肝がんの高危険群」と考えて対処すべきです。
肝炎ウイルスに感染していることが判明するのは、身体に変調をきたし、医師を受診してウイルス性肝炎と診断される、現段階では、C型肝炎に対して期待されている治療は、インターフェロンによる治療です。
インターフェロン治療により発癌のリスクを軽減できたとの報告も幾つかあります。B型肝炎に関しては、内服の抗ウイルス薬であるラミブジンが発癌までの期間や肝硬変への進展を抑制したとの報告もあります。肝がんにかかっても手遅れにならないうちに早期発見・治療することが必要です。肝がんのリスク要因としては、大量飲酒と喫煙、さらに食事に混入するカビ毒のアフラトキシンが確実とされています。
タイ北東部などで高率に発生する胆管細胞がん(肝内胆管がん)については、淡水魚の生食習慣が感染源であるタイ肝吸虫(Opisthorchisiverrini)や、持続感染が発生要因として知られています。
2006年12月07日
食道がんの生存率
悪性度が高いといわれる食道がんでも、いわゆる早期のがんの治療成績は良好です。0期のがんでは内視鏡的粘膜切除術で切除された後の5年生存率は100%です。
がんが粘膜下層まで拡がってもリンパ節転移をおこしてければ、手術で80%が治ります。日本食道疾患研究会の「全国食道がん登録調査報告」では、手術でとりきれた場合の5年生存率は、54%に達しました。
国立がんセンター中央病院で1996年〜2000年に手術を受けた方の5年生存率は、TNM分類による進行度I期:70.1%、進行度IIA期:48.4%、進行度IIB期:55.8%、進行度III期:26.3%、進行度IV期:20.3%でした(食道がん以外の原因で死亡した場合も含みます)。
外科療法が治療法でしたが、シスプラチンとフルオロウラシルなどの化学療法が積極的に導入され、化学放射線療法(放射線療法と抗がん剤の併用療法)も試みられています。臓器にがんが拡がっている方、リンパ節にがん転移を認める方に限定すると、化学放射線療法でも治癒は困難です。
どのがんでもそうですが、食道がんは進行急に治癒率が下がります。早くがんを見つけるためには日頃から食道の症状についても注意が必要です。
がんが粘膜下層まで拡がってもリンパ節転移をおこしてければ、手術で80%が治ります。日本食道疾患研究会の「全国食道がん登録調査報告」では、手術でとりきれた場合の5年生存率は、54%に達しました。
国立がんセンター中央病院で1996年〜2000年に手術を受けた方の5年生存率は、TNM分類による進行度I期:70.1%、進行度IIA期:48.4%、進行度IIB期:55.8%、進行度III期:26.3%、進行度IV期:20.3%でした(食道がん以外の原因で死亡した場合も含みます)。
外科療法が治療法でしたが、シスプラチンとフルオロウラシルなどの化学療法が積極的に導入され、化学放射線療法(放射線療法と抗がん剤の併用療法)も試みられています。臓器にがんが拡がっている方、リンパ節にがん転移を認める方に限定すると、化学放射線療法でも治癒は困難です。
どのがんでもそうですが、食道がんは進行急に治癒率が下がります。早くがんを見つけるためには日頃から食道の症状についても注意が必要です。